専門学校とは

専門学校とは、専修学校のうち「専門課程」が設置されている学校のことを指します。
日本全国に約2,800校あり、主に職業に就くための教育や実習を行います。

学校を探すときのチェックポイント

1.実践中心

職業に直結した技能や専門的な知識を、実習を中心とした授業で学びます。資格が取得できること、設備が充実していること、プロとして活躍する講師がいることなどが特徴です。

2.短期間

専攻によって異なりますが、一般的には1年間~4年間です。2年間以上かつ1,700時間以上の文部科学大臣が認めた学科を修了すると「専門士」の称号が得られ、大学への編入学が可能になります。

3.きめ細かい就職指導

専攻した分野や取得した資格を活かせる求人が、数多く集まります。就職準備や指導が手厚く行われるため、専門学校卒業後、就職した者の9割以上が関連分野の仕事に就いています。

認可校と無認可校はどこが違うの?

認可を受けている学校は学生としての身分を保障し、一定の要件を満たしている場合は、卒業後に専門士の称号を与えることができます。
また、公的な奨学金を受けたり、公共交通機関の通学定期を利用することができます。
事前にしっかりと確かめておくことをお勧めします。

専門学校 無認可校
法律上の位置付 学校教育法第124条の規定、都道府県知事の認可 なし
教員資格 学校設置基準で定められている 定められていない
施設及び設備 学校設置基準で定められている 定められていない
専門士・高度専門士 文部科学省告示により一定の要件を満たした修了者に称号付与 取得できない
編入学 専門士に準ずる要件で大学等への編入学が可能 全くできない
人事院規則の区分 専門課程2年卒は短大2年卒と同等 高校卒と同じ
認可・指導 認可した都道府県の指導がある なし
国家資格の特典 特典がある なし
日本学生支援機構 適用になる ならない
無料職業紹介所 学内で設置できる できない
公共交通定期 通学定期の適用 一般の通勤定期
学割証明書 発行できる できない

専門学校のここがポイント

全国2,721校に約16万5千人が
入学する人気進学コース!


学校数では専門学校がなんと一番。神奈川県の専門学校では、23,642人(2022年度生徒数)が学んでいます。高校卒業後の人気進学コースとして定着しています。
2022年高等学校卒業者の進学率(文部科学省 学校基本調査より)
専門学校の学校数が一番のイラスト

「専門士」の称号、大学への編入学資格も可能!

修業年限2年以上の文部科学大臣が認めた学科なら「専門士」の称号が付与されます。また、一定の要件を満たす学科の修了者には大学等への編入学が可能となります。
※総授業時間数1,700時間以上

「高度専門士」の称号、大学院進学の道もひらけます。

修業年限4年以上、総授業時間数が3,400時間以上等の要件を満たす文部科学大臣が認めた学科の修了者は、「大学院入学」が可能となります。

神奈川県の専門学校の魅力

県内にはスペシャリストとして活躍するための多種多様な技術を学べるたくさんの専門学校があります。

県内の就職に有利

神奈川県内にはさまざまな業種の優良企業が集積しており、専門学校では地域産業と連携した職業教育に取り組んでいます。卒業生の活躍により、地元の企業から毎年たくさんの求人が寄せられています。

すべての分野が揃ってる

神奈川県内にはすべての分野の専門学校が揃っています。多岐に渡り、多様な学習ニーズに対応しています。学びたいものが必ず見つかるラインナップと言えます。

通学に便利

自宅から近い県内の学校に通えば勉強の時間を確保でき、自分の時間を有意義に使うことができます。

即戦力

専門学校では仕事に関係する資格を取ったり技術や知識を学ぶため、企業から即戦力として期待されます。専門的な技能を身につけた専門学校卒業生への期待は高まっています。

手厚いサポート

専門学校が就職に強い理由の1つとして、学校主体で就職のサポートをしていることがあげられます。就職ガイダンスやキャリアカウンセラーによる面談など、学校が主体で徹底的に学生の就職活動をサポートします。

文部科学大臣認定の「職業実践専門課程」について

「職業実践専門課程」とは?
専門学校のうち、企業等と密接に連携して、最新の実務の知識・技術・技能を身につけられる実践的な職業教育に取り組む学科を文部科学大臣が「職業実践専門課程」として認定します。

その1 企業等が参画する「教育課程編成委員会」を設置してカリキュラムを編成している
その2 企業等と連携して、演習・実習等の授業を実施している
その3 企業等と連携して、最新の実務や指導力を修得するための教員研修を実施している
その4 企業等が参画して学校評価を実施している
その5 学校のカリキュラムや教職員等についてHPで情報提供している


認定された専門学校は文部科学省ホームページで公表しています。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/senshuu/main11_a1.htm

入学方法と選考について

入学方法により、応募資格・出願時期・選考方法などが異なります。
しっかり調べて自分に一番ふさわしい入学方法を選んでください。

入学方法 詳細
高校推薦入学 高等学校(校長・進路指導教諭・担任教諭等)からの推薦を得られること、志望の専門学校のみの出願などが資格となります。また、推薦条件として、高等学校の評定平均値や出席日数による条件が設けられている場合があります。高校推薦入学の場合は、筆記試験や面接が免除になっている専門学校もあり、一般入学と比べ、合格への近道ともいえます。
一般入学 書類選考のほかに、筆記試験や面接等、学校ごとに独自の選考方法を導入している場合がほとんどです。大学・短大などと併願の場合は、一般入学となります。
AO入学 筆記試験だけでは評価することができない個性や豊かな人間性、進学意欲などの出願者の人物像を、学校側の求めるアドミッション・ポリシー(学生像)と照らし合わせて合否を判断する選考方法です。入試までの一般的な流れは、専門学校のオープンキャンパスなどのイベントに参加し学校内容を理解の上、エントリーシートで入学意志を表明し、選考に臨みます。選考方法は、レポート作成、セミナー受講、テーマに基づいた面接等、学校ごとに工夫されています。 (一社)神奈川県専修学校各種学校協会加盟専門学校のAO入学のエントリー開始時期は、6月1日以降(出願は9月1日以降)となっております。(各専門学校の規定による)
特待生入学 高校時代の成績や各種検定試験合格実績などを評価し、入学後の専門学校での活躍を期待して学費減免等の特典を付与し、入学を受け入れる方法です。一般的には、高等学校時代の上位資格・検定合格実績、評定平均値、出席日数等の応募条件があり、筆記試験や面接などが課され合否が判定されます。

その他の入学方法について

  • 高校・企業との連携に
    よるもの
  • 指定校推薦入学
  • 企業推薦入学
  • 志願者独自の頑張りや
    アピールによるもの
  • 自己推薦入学
  • スポーツ特待生入学
  • チャレンジ特待生入学
  • 在校生・卒業生の
    紹介によるもの
  • 特別紹介入学
  • 親族/家族推薦入学

(一社)神奈川県専修学校各種学校協会加盟専門学校の願書受付開始日

AO入学の方 その他の入学方法の方
高校新卒者
91日以降
高校新卒者
101日以降
高校既卒者
高等学校卒業程度認定試験等含む
91日以降
高校既卒者の受入は、
各学校の入学定員の1/2まで
※留学生の入学方法については、直接各校にご確認ください。
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